Nance Holding Arch
 
Porter Type
 
Palatal Type
 
矯正治療の期間中、いろいろな固定装置が使用されます。これらの固定装置は、治療の段階により、外されたり、固定されたりします。ナンスホールディングアーチは大臼歯部分を前方に動かすことなく、犬歯及び前歯をスムーズに後方に移動させるための重要な固定装置です。これらの装置は、上顎の第1大臼歯にバンドを付け固定し使用します。これら装置を装着しますと、弱い力が連続して加えられますので、最初は特に大臼歯周辺に痛みを感じることがありますが、これは正常で、数日のうちに感じなくなります。口腔衛生は極めて重要で、歯や装置に汚れが付着しますと、歯ぐきなどに炎症が生じる場合もありますので、食事毎に意識をして、歯ブラシは丁寧に行って下さい。

以下の状態が見られる場合には、すぐにご連絡下さい。

●舌にワイヤーのあとが付き、痛みを伴う時
●上あごや歯ぐきにワイヤーがくい込んだ時
●ワイヤーが破損した時
●Nance Typeを使用していて、プラスチックのボタン部分が上顎の粘膜にくい込んだ時
[注意点]
●発音することが難しくなりますが、練習をして慣れるようにして下さい。
●壊れたり、外れたりすることがありますので、舌でワイヤーを押したり、手で触ったりしないで下さい。
●大きなものや硬いものを食べることはできるだけ避けるようにして下さい。もし食べる場合には、小さくしてから食事  をするように心掛けて下さい。
ご質問やご不明な点がある場合には、お気軽にご連絡ください。

TEL:03-3538-2113  
FAX:03-3538-2114  

Email:dio@fumino.net